JALの国際線運航率は、5~6月は4%まで低下しています。
2020年4~6月期(四半期)の損益は、2012年に再上場してから最大の1,200億円規模の赤字との事です。
前年同期は210億円の黒字で、本来ならオリンピック需要もあり過去最高の収益が期待されていました。
それが新型コロナウイルスの感染拡大で、オリンピックは延期となり、過去最大1,200億円に赤字なってしまいました。

新型コロナウイルス問題は、国際線だけではなく、国内線も乗客が急減し、売上高は750億円前後と前年同期に比べて8割減。
国際線の運航率は、4月が12%で、5~6月は4%まで低下しています。
この影響で、社員のボーナスを半分に減らし、外部委託費や広告宣伝費などのコスト削減で、営業赤字額を1,200億円に縮小したとの事でした。
ANAも同様で、2020年4~6月期(四半期)の損益は、過去最大1,600億円の営業赤字。
2社合わせて3,000億円近い赤字なので、JAL・ANA共に経営破綻してしまうのではないかと心配ですよね。
7月に入り、国内線の需要が回復しているので、赤字額は今後は縮小するとの事。
さらに、JAL・ANAとも自己資本比率が4~6割と高く、財務の不安は小さいので、これくらいでは経営破綻のピンチではないようです。
JALは一度経営破たんしているので、このような事を想定していたのかと思います。
オリンピック需要で、過去最高の収益を期待していたのに、JAL・ANAとも過去最大の赤字。
社員も、過去最高の収益で、臨時ボーナスを期待していたのにボーナスが半分に減らされてしまう状況。
新型コロナウイルス問題が終息し、来年こそはオリンピック開催となり、過去最高の景気となってほしいですね。
詳細はこちらでご確認ください。→ JAL営業赤字、過去最大の1200億円 4~6月期
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