ユナイテッド航空は、1月から3月までの第1四半期の決算を発表しました。
純損失は17億米ドル、税引前損失は21億米ドル、調整後の純損失は6億3,900万ドル
4月29日時点での流動性資金は約96億米ドルで、融資枠の20億米ドルも含まれています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、2月24日には自社株買いプログラムを停止し、4月24日に終了しています。
3月上旬以降、機材のセル&リースバックなどで、40億米ドルの流動性を確保。
新規採用を停止し、2万人以上の従業員が任意の無給休暇を取得。
9月30日までの従業員の給与を支払うための資金として、アメリカ財務省から約50億米ドルの助成金と15億米ドルの10年間の融資を受ます。
ANAやJALもピンチですが、アメリカの航空会社も悲惨な状況です。
オスカー・ムニョスCEOのコメントです。
「新型コロナウイルスの危機を通じて、私たちはお客様と従業員の安全を第一に考え、第二にユナイテッド航空の運航を維持するために迅速に行動を起こすことに焦点を当ててきました。
私たちは、この危機がどれほど深刻な影響を与え、どれほどの期間続くことが予想されるかを警告する先頭に立ってきました。
また、新型コロナウイルスによる運航・財務上の影響を緩和するために、スケジュールの大幅な削減、支出の大幅な削減、積極的な流動性の向上など、断固とした措置を取ることで業界をリードしてきました。
私たちはまだこの危機の真っ只中にいますが、当社の長期的な成功を確実なものにするために、困難な決断を躊躇することはありません。
需要が回復すれば、航空史上最悪の金融危機に立ち向かうための早期かつ積極的な取り組みにより、当社は強力かつ迅速に立ち直ることができると確信しています。」
新型コロナウイルス(COVID-19)問題は、解決の糸口が見えない状況です。
航空会社は生き残りを賭けた持久戦状態です。
業界再編など、想像外の事が起きそうですね。
詳細はこちらでご確認ください。→ United Airlines Announces First Quarter 2020 Financial Results
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