JALが経営破綻する前に話題になっていた「JANA(ジャアナ)」案の再燃ですね。
国土交通省がANAとJALに対し、離島などを結ぶ地域航空会社の統合を検討するよう求めたとのニュースで、日本経済新聞がはじめに伝えました。
それを見て調べると、産経や朝日新聞も同様のニュースを使えています。
国土交通省がANAとJALに地域航空会社の統合に向けた案を提示、九州の離島、北海道など利用率の低い路線を持つ複数の航空会社を統合した新会社設立し、ANA・JALがコードシェアする案です。
この統合の対象は、北海道エアシステム(札幌市)、ANAウイングス(東京都)、オリエンタルエアブリッジ(長崎県大村市)、天草エアライン(熊本県天草市)、日本エアコミューター(鹿児島県霧島市)の5社。
この5社はいずれも30~70席程度のプロペラ機が中心で、路線の利用率が低く、経営基盤は弱いため、ANAやJALの支援を受けているのが現状。
この経営基盤を強化し、採算のとりづらい離島などの路線を維持することが国土交通省の目的。
提案の内容は、共同運航だけでなく、機材や燃料の共同調達、持ち株会社化による経営統合ですね。
「JANA(ジャアナ)」案の再燃です。

この写真は2009年の物で、JALが経営破綻する前です。
この時も、ANAとJALとの統合で、経営安定をはかりたかったのですが、ご存じのようにJALの経営破綻。
今回も、経営が厳しく、地元自治体からの出資や国からの補助金を受けている地方航空会社を、ANAとJALが統合し、新会社を設立して、経営を安定させたいのでしょうね。
個人的に思うのは、やはり海外航空会社に負けない世界一の航空会社にするためにも、ANAが主導でJALを吸収し「JANA(ジャアナ)」誕生が良いのではと思います。
ライバルは海外航空会社とし、整備や乗務員の養成にかかるコストをおさえられ、低価格でサイコーのサービスが提供されると思います。
いまや、国内で競っている場合ではないですよね。
詳細はこちらでご確認ください。→ ANA・日航、地域航空会社の統合検討