ですが、2014年3月期に単年黒字を達成したにはピーチだけなのです。

エアアジア・ジャパンなどは、ANAとの合併を解消してバニラ・エアになりました。
またJALと提携しているジェットスター・ジャパンは、今だ赤字のままなのです。
勝ち組ピーチの井上慎一CEOは、「ピーチは航空会社ですが『空飛ぶ電車』の様なサービスモデルを志向。お客様が遅れても待たずに出発し、チケットはお客様が自分で手配。駅の改札を通るように自らチェックイン。新幹線のワゴンサービスのように、機内の飲食物は全て有料で提供している」とのコメント。
遅れてきた客を電車が待たないのは当たり前ですよね。
どのサービスが必須で、どのサービスは排除、もしくは簡素化してよいのかの判断が重要なのです。
これが的確にできるからこそ、ピーチは、決してサービスが悪いなどとの悪評も立たずに低価格で航空券を販売でき、黒字なのです。
そもそもLCCは、米サウスウエスト航空のビジネスモデルなのですが、米サウスウエスト航空も米国最初のLCCのパシフィック・サウスウエスト・エアラインを研究、完璧にコピーした航空会社です。
サウスウエスト航空は、大きく成長したのですが、今は企業が成熟することで、普通の会社になってしまい低迷しています。
そして今、世界の航空がビジネスモデルとして注目しているのが日本のピーチなのです。
将来、ピーチ系列のANAって、昔は日本一の航空会社だったの?なんて事が起きるかもしれませんね。
ダイエーは消滅目前でイオンの子会社。
コジマ電気もビックの子会社。
西武百貨店やそごうはイトーヨーカドーの子会社ですから。
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