2011年10月にANAが世界で初めて営業運航を始めた米ボーイング製の最新鋭旅客機B787。

遅れること約半年、JALにも導入されました。

2012年4月22日から、新路線の成田-ボストン線に就航されます。

そのJALの初号機は3月27日、日本へやってきました。

翌28日にまマスコミ向けの内覧会が行われました。

世界に先駆けてB787を営業運航するANAとJALだですが、機材の中身やその使い方は若干異なるそうです。

ではどこが違うのでしょうか?

ANAはエコノミークラス座席に「Fixed Back Shell」を採用。

これは2010年から新機材に搭載されているもので、背もたれを倒しても後ろ側にせり出さない(逆に座面が手前へせり出す)タイプです。

見た目ででもすぐに新しいタイプのシートだとわかります。

それに比べ、JALはB777、B737などですでに実績のある独レカロ社製の従来型座席を設置。

横幅がB777よりも約2cm広がったというが、特に違いを実感できるほどの差ではないです。

唯一、新しさを感じさせるのは、機内エンタテインメント装置で漫画の電子書籍が見られるようになったことだそうです。

「SKY MANGA」と名づけられ、31タイトル、91冊が収録。

「釣りバカ日誌」「名探偵コナン」「味いちもんめ」など有名タイトルも多くあります。

手元のコントローラーか、タッチパネルでの操作でページめくりや拡大・縮小などが可能です。

その他の目玉なのは、ウォッシュレット付きトイレやLEDを用いた多彩な照明プログラム、窓の電子シェードなどですが、いずれもANAと同じです。

JALならでは、というものはそう多くないとのことでした。

しかし、JALとANAで決定的に違うことがあるそうです。

ANAはB787を同じ中型機B767の代替機として位置づけています。

国際線はもちろんですが、国内の主要路線に次々と就航。

初の就航路線は羽田-岡山線と羽田-広島線で、いずれも新幹線との競合が激しい区間で新たな話題を喚起させる“新幹線キラー”としての意味合いがあります。

続いて就航した羽田-山口宇部線、羽田-伊丹線も同様の狙いです。

その後、羽田-松山線にも投入され、羽田-福岡線、羽田-鹿児島線、羽田-熊本線への就航も決まっています。

今のところは、国際線用の機材を「暫定国内線仕様」と称して運航しているので、普通席、プレミアムエコノミーともに通常よりもグレードが高く、お得だそうです。

一方のJALは、中型機なのにB777など大型機並みの航続距離がある点を重視しています。

大型機を飛ばすほどの需要はなかった長距離国際線を積極的に新規開設されます。

成田-ボストン線を皮切りに、2012年度中には成田-サンディエゴ線、成田-ヘルシンキ線にも新規就航する予定だそうです。

いずれも国際線で、国内線への投入は当面ないそうです。

これには2つの理由があるそうです。

1つはB787の燃費の良さを最大限引き出すには、離発着の多い国内線よりも、巡航距離の長い国際線のほうが望ましいとのことです。

もう1つは、JALの国内線は機材のダウンサイジング化を進めており、中型機の活躍できる路線が限られていることです。

ANAがいち早くB787を導入した羽田-岡山線にはJALも就航していますが、主力は小型機のB737。

経営再建途上で輸送の効率性が重視されるJALでは、多少の需要を取り逃がしたとしても、空席を極力出さないことが重要なのだそうです。

興味深いのが、JALが今回導入したB787よりも胴体の長さが約6m長い「B787-9」というモデルを新たに20機発注したことです。

うち10機は従来型のB787(B787-8という)からオーダーを変更したもので、最終的にB787-8が25機、B787-9が20機そろう予定です。

B787-9は胴体が長くなることで、座席数はB787-8の186席よりも50席以上多い、約250席を確保(国際線仕様の場合)。

胴体の長さは大型機であるB777に匹敵し、座席数も20席程度少ないだけです。

なので、B777の代替も想定しているようです。

世界で始めて就航させたB787の魅力をアピールし、より多くの客を集めて競争を勝ち抜こうとしているANA。

一方、B787の持つ運航効率性を最大限引き出し、コスト低減に力点を置いて競争力を高めようとするJAL。

置かれた立場の違いが、その活用方法に差を生んでいるのですね。

ANAカード、最強ステイタスのカードです!ポジション的にはブラックカードですね!

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