ロンドンからフランクフルトが780円なんてまるで電車やバスの料金ですよね!

そんな信じられない料金が設定されているなどで、欧米でアジアでLCC(格安航空会社)が人気を集めています。

徹底した効率化に加えて、駐機料の安い郊外の空港を使うといった独自の工夫で、大手航空会社と対抗しているのです。

航空産業の歴史の中で「格安」をうたった航空会社は複数存在しましたが、経営的に成功を収めた現代のLCCのモデルといえるのが、米国のサウスウエスト航空です。

テキサス州に本拠を構え1980年代以降、米国内に航路を拡大しました。

全席自由席で機内サービスは簡素、その代わりに運賃を低く抑えたのです。

広大な国土をもつ米国だけに、出張の多いビジネスマンなど頻繁に航空機を利用する人にとっては、豪華なサービスより低価格の方魅力で、SWAはそこにビジネスチャンスを見いだしたのです。

後続のLCCが参考にした点は、使用機を「ボーイング737型」に統一したことです。

整備士は1種類の機体の構造だけを覚えればよく、業務の効率化につながるのです。

さらに、空港使用料を安く抑えるため発着数の少ない郊外の空港を選んでいます。

いまでは主要空港にも飛んでいますが、2010年11月7日時点での1日あたりのSWA離陸数トップ10を空港別に算出したデータを見ると、シカゴ・ミッドウェー空港やボルチモア・ワシントン空港、ヒューストン・ホビー空港など各都市の2、3番手の空港がランク入りしています。

乗客にとっては多少不便になりますが、それでも運賃が大幅に安くなるならと選ぶケースが多いのです。

今日では米国内37州72都市に就航。大手航空会社が、経営不振で連邦破産法11条の適用による事実上の倒産や、ライバル企業による買収などにさらされるなか、SWAは創業以来37年連続黒字です。

2009年度も純利益9900万ドル(約81億2000万円)と、経営は抜群の安定感を誇っています。

SWAの成功や航空自由化に背中を押され、欧州でも90年代以降LCCが成長しました。

代表的なのがアイルランドのライアンエアーです。

SWAと同じ戦略で、郊外の空港に就航。予約はインターネット経由で受け付け、合理化の徹底で驚くほどの低価格を実現しのです。

同社ウェブサイトを見ると、例えばロンドン・スタンステッド空港からノルウェーのオスロやドイツのフランクフルトなどは最低料金で6ポンド(約780円)なのです。

機内食や荷物の預け入れなど、付加的なサービスは有料です。

ですが「乗るだけ」と割り切ればこれほど安い料金で外国に行ける手段はないのです。

「価格破壊」だけでなく、「立ち乗り席の設置を検討する」と発表したり、女性客室乗務員の水着カレンダーを販売したりと、マイケル・オレアリーCEO(最高経営責任者)が次々と話題を提供している点でも注目されています。

これに対して英イージージェットは、ライアンエアーとは一線を画してあえて都市部の主要空港に就航。

多少割高でも便利さを優先する顧客の取り込みを狙っています。

発着空港が大手航空会社と同じであれば、利用者にとっては純粋に選択肢が増えることになるうえ、料金も安いとなればなにより魅力です。

ドイツのエアベルリンのように、「激安」を売りにする代わりに機内食の提供や座席の指定といった従来の航空会社と同じサービスを行う、やや「デラックス」なタイプのLCCも登場。

「多少はサービスしてほしい」というニーズにこたえます。

各社とも「SWAモデル」をベースにしながらも単純な「激安戦争」を避け、顧客の求めに沿って他社と差別化できる特色を出すようになってきており、LCCも進化してきました。

アジアでも続々と誕生しています。

マレーシアに拠点を置くエア・アジアやインドネシアのライオン・エアーといった「独立系」航空会社や、豪州ジェットスター航空や韓国のエアプサン、タイのノックエアといった、既存の大手航空会社の子会社として設立されたLCCも多くあります。

そしてその波は、日本にも押し寄せているのです。

2007年にジェットスターが関西空港に就航した後、エアプサン、フィリピンのセブ・パシフィック航空などが日本に乗り入れました。

2010年には中国の春秋航空が、新たに開港した茨城空港に「上海-茨城往復4000円」という破格の料金で参戦。

12月にはエアアジアXが、新装オープンの羽田空港に定期便を就航させました。

相次ぐ「黒船来航」に、国内航空会社のANAもLCC設立のを表明しています。

日本の航空業界は今後どう変わるのでしょうか。

詳細はこちらでご確認ください。→ ロンドンからフランクフルト780円 欧米でアジアで、進化するLCC 
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